コスチュームデザイナー/宝塚歌劇団理事
宝塚歌劇団
有村 淳
卒業進級制作展で発表した
『魅せる服』が原点でした。
卒業進級制作展で『魅せる服』を発表したことで衣裳に興味を持ちました。客席に当時の宝塚歌劇団のデザイナーが座っており、それをきっかけに宝塚を受けました。当時の宝塚の衣装は鮮やかでしたが、演出と噛み合わないことに疑問を抱き、セオリーなどを一旦除外してデザインするようになりました。衣装の色を変革した結果『エリザベート』は成功しました。仕事では、役者に応じたデザインや個性を作り出すことや、物語に沿ってストーリーの印象を強調させることが大変ですが、やりがいにもなっています。
学生のみなさんには自分で歩いたり、触れて見聞きする経験をしてほしいです。経験して失敗してそれをまた経験に変え社会に活かしてください。常に目線は先に向けて、やりたいことを心に持ってください。